【胡蝶蘭のマナー】お花のギフトとしての胡蝶蘭の意味やマナーを紹介

【胡蝶蘭のマナー】お花のギフトとしての胡蝶蘭の意味やマナーを紹介

開店や開業のお祝いで胡蝶蘭が贈られているのを街で見かけた方は多いのではないでしょうか。もし自分が胡蝶蘭を贈らなければならない立場になったときは失礼のないように贈りたいものです。胡蝶蘭を贈る意味や、贈る際の注意点、また気になる相場まで。TPOも踏まえた贈り方をご案内いたします。

胡蝶蘭にこめられたメッセージ

「胡蝶蘭」のお名前は大ぶりなお花が蝶の舞う姿のように見えることからつけられました。その容姿から「幸福が飛んでくる」といった花言葉を持っています。また鉢植えであることから「幸せが根付く」ともされています。

このような理由でお祝いメッセージが伝わるお花として胡蝶蘭は定番の贈り物となっています。

なぜ贈りものには胡蝶蘭がオススメな理由

胡蝶蘭は香りと花粉が少ないお花の代表選手。香りと花粉はお花を贈る際の重要なポイントです。

  • 香りが少ないためお食事のにおいを妨げない
  • 花粉が飛び散らないので衛生的

2つの好条件はレストランやクリニックなどで特に歓迎されます。
また鉢植えにされた胡蝶蘭は、管理も比較的簡単。約2カ月という長い期間、お花を楽しんでいただくことができます。

胡蝶蘭を贈るのにふさわしいイベント

胡蝶蘭はいろいろなイベントで贈られています。法人向けで特に贈られるイメージがありますが、個人に対して贈られることも多くあります。
法人向けであれば次のような場面で贈られます。

  • 開店・開業・開院祝い
  • 就任祝い
  • 周年祝い
  • 上場祝い
  • 移転祝い

個人向けであれば次のような場面で贈られます。

  • 新築祝い
  • 長寿祝い
  • 母の日

その他には楽屋花や千秋楽のお祝い、当選祝いなどにも使われています。
またおめでたいシーンだけではなく、お悔みやお供えでもつかわれるお花です。

胡蝶蘭の相場は
胡蝶蘭を贈る際に一番悩むのが相場の問題ではないでしょうか。次に一例を紹介します。

お祝いとして胡蝶蘭を贈る場合

  • 法人の場合1~3万
  • 個人の場合1~5万

お悔みの場合

  • 法人・個人1~3万

こればかりは、贈り先の規模や関係性によっても変わってきます。あくまで参考となる金額であると考えてください。

胡蝶蘭を贈る際の注意点

立札やメッセージカードをつける

同じような胡蝶蘭がならべられている中で、送り主を見分けることができるのは立札やメッセージカードのおかげ。宣伝効果も発揮します。そして間違えてはいけないのは贈り先のお名前です。名刺などを確認しながらお花屋さんに正しく伝えましょう。

贈り先のスペースの確認

開店のお祝いなどの場合はお店がどれくらいの規模なのかはわかりにくいもの。ですが、お花を飾るスペースが少ないのに特大サイズの胡蝶蘭がたくさん届くと、置き場所に困ってしまいます。できる限り、贈り先の情報を入手してから胡蝶蘭を選ぶようにしましょう。

受け取り可能な日にちや時間の確認

胡蝶蘭は大きな段ボールで届きます。原則は開店・開業・開院の前日にお届けすること。ところが内覧会を行う場合のお届け日は当日とされていたり、前日とされていたり、お花屋さんによっても見解に相違があります。
贈り先によって、「受け取りやすい日にち・時間」というのは違います。贈り先に確認できるようであれば、確認してあげたほうがお互いに困りません。

胡蝶蘭の回収・引き取りサービス

開院祝でも贈られる胡蝶蘭。小さなクリニックの場合でも受付前には胡蝶蘭が20鉢以上並べられます。実は受け取った側も、胡蝶蘭のその後については頭を悩ませることがあるようです。
「これ以上クリニックに飾ることはできないけれど、処分するのは申し訳ない」この気持ちに答えるべく胡蝶蘭の回収や引き取りのサービスが存在します。胡蝶蘭の販売元が引き取ってくれる場合もありますし、自分で梱包して業者に送付するものや、現地まで引き取りにきてくれる業者もあります。

最初から「胡蝶蘭の販売と引き取りサービスがセット」にされている胡蝶蘭をチョイスするのも、贈り先に対して優しい選択です。

いかがでしたでしょうか。正解があるようでないのが胡蝶蘭の贈り方かもしれません。ベターな贈り方を案内しましたが、関係などによってベストな贈り方は変わってきます。胡蝶蘭を受け取った方に心から喜んでいただけると嬉しいです。

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