意外と知られていない?舞台の出演者に楽屋花を贈る時のマナー

意外と知られていない?舞台の出演者に楽屋花を贈る時のマナー

大好きな芸能人の方がお芝居に出演が決まった!舞台に出る!お花を贈りたいですよね。

舞台の出演者にお花を贈るとき、知っておきたい注意点があります。舞台で活躍する役者さんのファンなら常識でも、すこし活躍の分野がちがうと知らないこともあったりします。せっかく贈ったお花なのに、出演者の迷惑になったら残念ですから、簡単な気づかいのポイントをおさえておきましょう。

舞台は「主演(主役)」が輝くように

舞台は出演者みんなでつくるものですが、「主演(主役)」がもっとも輝く形にするのがBESTです。

応援する側もそこは理解しておかなければいけません。大好きな人の初舞台だからとはりきって高いお花をプレゼントしなくては、と思う気持ちはわかりますが、応援している人が主演ではない場合は、主演以上に目立ちすぎてしまわないよう気をつけます。

応援している人が主演ならば、あなたの想いを込めて大きなお花を贈ってOKですが、会場や出番の状況などをしっかりと把握しておかなければなりません。

楽屋花やスタンド花に関して、よくわからないという方は、まず「楽屋花の基礎知識」を理解しましょう。

⇒楽屋花の基礎が学べる記事へ

役柄の大きさによって楽屋花のおくり方が変わってくるのが舞台の世界ですので、良い楽屋花を贈るための方法を知っていきましょう。

役柄の重要度をチェック

まずは、楽屋花を贈りたい人が、作品のなかでどういうポジションの役柄なのかを把握します。テレビドラマを見ていると、オープニングやエンディングに、出演者の名前が出てきます。多くの場合は、主演(主役)の名前は、最初に出てきますよね。

そのあとは、役柄の重要度によって並んでいます。役柄の重要度より、ネームバリューが大きいベテラン俳優さんは、ラスト(トリ)に名前がでてくる場合もありますが、おおむね後半に名前が出てくるほど出番が少ないという具合です。

同じように、舞台のチラシやポスター、告知サイトをみると、役柄の重要度順に名前が並んでいます。主演(主役)は舞台をになう「1番手」となり「座長」と呼ばれることもあり、重責をになって作品を引っぱっていく人になります。役柄の大きさによって文字の大きさを変えている場合もありますので、ヒントにしてください。

最近は、あえて五十音順で表記しているチラシもあり、役柄の重要度がよくわからない場合もあります。公演の告知や出演者本人の発信などで、主演か否か、出番が多いのか少ないのかなどについて、読み取るようにしてから楽屋花を選ぶようにしましょう。

楽屋花を選ぶときのコツ

贈りたい人が主演だったとき

公演日数が長く会場が大きければ、スタンド花がオススメです。主演が輝くように、あと押しする意味で華やかなで煌びやかなものをえらびましょう。必ず、初日の開場時間前に届くよう手配します。公演の告知サイトや会場のサイトをしっかりチェックして、大きさに制限がないか、いつまでに運び込むべきかなど把握しましょう。お花屋さんに発注する時の大切な情報になります。スタンド花にそえられる名前プレートになにを記入してもらうのかも吟味しましょうね。

会場が狭いときは、スタンド花よりも、棚やテーブルに置ける豪華なアレンジメントがオススメです。会場が狭くても主演へ贈られたお花の多くは、ロビーや受付など、観客に見える場所に飾られますから少し気合いを入れたアレンジメントが良いですね。

スタンド花は、公演終了と同時に撤収されてしまいます。公演日数が短いとお花が元気なうちに片付けられてしまう形になります。理解した上で、あえてスタンド花を贈るのも応援の形ですし、持ち帰ることができるタイプの楽屋花を贈るという考え方もあります。

贈りたい人が主演では無かったとき

会場の規模が大きければ、名前が上から2番手、3番手くらいまでは、シンプルで派手すぎないスタンド花を贈るもの有りですが、スタンド花が主演以上に目立ってしまうと、贈られた出演者がちょっと肩身の狭い思いをしてしまうことがあります。あくまで主演に華を持たせるのが礼儀なので、気をつけましょう。

出演者一覧を見たときに名前が後ろにあったり文字が小さかったりするときには、楽屋の中に置いてもらえる小さめの楽屋花がオススメです。出番が少ない人は、大人数で1つの楽屋をつかっている可能性もあり、大きな楽屋花を置く場所がないことも考えられます。

芸能人としては人気者だけれど、舞台は初挑戦という場合、人気よりも役柄の重要度が優先されるのが舞台の世界です。たくさんの人がお花を贈ってしまうと迷惑がかかりそうなときには、SNSを駆使してみんなで1つのアレンジメントを贈ってみましょう。その気づかいをきっと喜んでもらえます。

まとめ

楽屋花を贈る時に気をつけておきたいマナーについてお話しました。特に楽屋花を贈った経験が少ない方は、参考になるかと思います。

舞台は、テレビより間近で大好きな人を観ることのできる素晴らしい機会です。まずは、チケットをとって劇場に足を運ぶ準備をしましょう。人気の作品はチケットがすぐに売り切れてしまうこともありますから気をつけてくださいね。

スタンド花を贈ったあと、自分が会場を訪れてそのお花を見るのは、なかなか他では味わえない嬉しさがあります。応援している人が「座長」になったら、ぜひ、スタンド花を贈ってみて下さいね。

楽屋花の基本カテゴリの最新記事