お花を贈ろうと思い立ち、どんなお花を贈ろうかと考えるとき。まずは相手のことを思い浮かべますね。相手の好きなお花、好きな色。相手が元気いっぱいの女性であれば黄色いひまわり、大人の男性であれば深紅のバラといったところでしょうか。
ご自身の「勝負カラー」をお持ちの方も多いかもしれませんね。こちらでは色にメッセージを託して、大切な相手へお花を贈ることをご案内いたします。
色によって働きが違うって知ってる？
色は心理的効果と密接に関わっています。
例えば、引越し屋さんで購入する段ボールは白色が多いことをご存じでしょうか。これは「白」には軽いイメージがあるため。同じ重さの荷物でも、白の段ボールと茶色い段ボールで荷物を運ぶのでは「重さ」の感じ方が変わります。
お弁当の場合は、赤や黒のお弁当箱に詰めたほうがごはんや卵焼きは見栄えがよく、また赤は食欲をそそる色でもあります。一方、青い色は食欲を減退させる色といわれ、青い色のお弁当箱はあまり見かけません。ですが、青い色は集中力を高める効果があるとも言われ、東大合格者は青ペンを使い勉強してきた人が多いといいます。
このようにそれぞれの色によって心理効果は異なります。色にメッセージを託すのも素敵です。
お花の色と相手へ与える印象の違い
赤いお花のプレゼント
赤のイメージでは「太陽」や「情熱」などが思い浮かびます。赤ちゃんが最初に見る世界は白黒ですが、一番に認識できるようになる色は「赤」だそうです。赤ちゃんへ初めて贈るお花として「赤」を届けるのも美しい。またエネルギッシュな赤は気持ちを奮い立たせ、勝負を控えている方への贈り物としてもふさわしいですね。赤いバラの花言葉は「情熱」。エネルギーを生み出したいアスリートやフラメンコダンサーに贈ってはいかがでしょうか。
ピンクのお花のプレゼント
ピンク色は「女性的」なイメージですね。ピンク色のお花をもらって嬉しくない女子はいないのでは。実際に女性のホルモンバランスを整える効果がピンクにはあります。ピンクはあらゆる世代の女子に魔法をかけてくれる色。ピンクのマーガレットの花言葉は「真実の愛」。男性の皆様、女子は花束を365日承っております。
白のお花のプレゼント
神社で白無垢での挙式。誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。白無垢は「あなたの色に染まります」という意味を持っています。まっさらな状態から何か新しいことをはじめたいと思っている方へ贈る花としておススメです。白のトルコキキョウの花言葉は「希望」です。新社会人としてスタートする方や、独立が決まった方にエールを贈りましょう。
イエロー系のお花のプレゼント
黄色は明るく元気なイメージや金運アップのイメージも。黄色は知性を刺激する色で、判断力アップに役立ち心に余裕が持てる色と言われています。大きなプレゼンをひかえた方に喜んでいただけそうですね。ストレリチアの花言葉は「輝かしい未来」。自信をもってプレゼンの日を迎えられそうです。大きなプレッシャーも跳ね飛ばしちゃいましょう。
グリーンの多い花束ギフト
グリーンは癒しや健康的なイメージがあります。ちょっとお疲れの相手には、優しいグリーンで癒しを贈ってあげたいもの。街でもよく目にする機会の多いアレカヤシはマイナスイオン効果が高い植物として知られています。葉物のアレカヤシにも「元気」という花言葉があります。南国系のお花とコーディネートされることも多いですが、淡い色のお花と一緒に優しいグリーンを贈ってはいかがでしょうか。
贈ってはいけない場面があるものは？マナーは？
お祝いの場面で贈ってはいけないお花
葬儀を連想させるので白い菊は避けます。引っ越しや開店のお祝いにはカラフルなものがよいでしょう。
葬儀・法事で送ってはいけないお花
お供えのお花は四十九日までは白とされ、それ以降は淡い色とされています。トロピカルなお花などは避けましょう。
お見舞いでタブーのお花の色
赤い花は血を連想させるため、やめておいたほうがよいでしょう。お祝いと同じように、白い菊は避けます。アジサイは徐々に色があせるので良くないとされています。また色ではありませんが、鉢植えは「寝つく（根つく）」を連想させることから避けたほうがよいとされています。
