舞台公演と相性ばつぐん!センスのいいスタンド花の選び方講座

舞台公演と相性ばつぐん!センスのいいスタンド花の選び方講座

演劇・お芝居の舞台公演に贈るスタンド花は、会場の外や、ロビー内に置かれて公演に華をそえます。出演者とともに、観客をむかえる存在になるということです。贈る相手に気持ちをつたえるだけじゃなく、いっしょに公演の雰囲気を盛り上げるスタンド花が贈れたら楽屋花上級者ですね。

 

今回は、舞台公演に贈るセンスのいいスタンド花のえらび方をご紹介していきます。

センスのいい花ギフト!ヒントは公演のチラシやポスターにあり

スタンド花の置かれる場所は、会場前やロビーですが、そこにはかならず公演中のポスターが貼られています。とくに会場前のポスターは、会場の入り口がわかるよう目を引く形で貼られていることが多いので、それを隠さないようにスタンド花が置かれます。あなたのスタンド花がポスターの横におかれることを想定してみましょう。

「夏の思い出」という題名の作品で、黄色のベースに黒い文字でタイトルが書いてあるポスターなら、「ひまわりをメインとした黄色基調のスタンド花」を贈りたくなりますよね!

どんなポスターか解らないという場合もあるでしょうが、チラシのデザインとポスターのデザインは同じであることが多いのですし、公演の公式サイトのデザインは、ポスターと近い造りになっています。これらを参考に、スタンド花のイメージを広げていきます。

<ヒントとなるポイント>

  1. ポスター、チラシ、公式サイトの全体の配色
  2. 目立つ大きな文字の配色
  3. 作品の題名からイメージできる色
  4. 公演説明からイメージできる色
  5. 作品の題名にあるキーワード
  6. 公演説明にあるキーワード

ヒントからスタンド花をイメージしよう

上述のヒントの在り処をもとに公演のイメージに合う花の色を決めていきます。

スタンド花はいろいろな種類の花でボリュームを出すのが主流です。花束のように1種類の花だけでつくることがむずかしいので、作品のイメージカラーに近い配色のスタンド花をえらんだり、お花屋さんに色のイメージを伝えてお任せしてみるのも良いでしょう。
ヒントから色を導きだすコツをあげていきます。

配色からスタンド花を選ぶ(ポイント1&2)

見た目の配色がはっきりしている場合は、そのカラーに合わせたスタンド花を贈ってみましょう。写真メインのポスターであれ、文字メインのポスターであれ、目に飛び込んでくるような色があれば、それ自体が作品のテーマを表しています。また、はっきりとした色のないセピア色やモノクロなどもヒントのひとつ。カラフルなものより少ない色でまとめてみるのもよいでしょう。公演の主催者が、ポスターのとなりに飾っておきたくなるようなスタンド花をイメージしましょう。

イメージできる色から配色する(ポイント3&4)

見た目に印象に残る色がなくても、題名や公演説明のメッセージの中に、色そのものが言葉として出てくることがあります。「黄色い歓声」「白い吐息」「真っ赤な炎」「黒い思惑」など。また、すぐに色がイメージできる言葉もあります。

また、一見するとネガティブなフレーズである「淡い想い」「初恋」「青春」「海」「雪原」「砂漠」「葬列」なども、それが作品のテーマであれば配色に生かしてあげると良いです。その舞台の意図をくみ取った上で花の配色を決めて贈ることができれば、花を受けとった側にもきっとつたわります。

キーワードからスタンド花を選ぶ(ポイント5&6)

題名や公演説明のメッセージが短すぎたり抽象的だったり、情報がすくなくて、なかなか色がイメージできない場合もあります。わずかな言葉や情報からいろいろお花をイメージしてみるのも、お芝居を楽しむ一環となり、楽屋花をえらぶ醍醐味にもなります。

簡単なところでいえば「情熱」がキーワードならなら「赤いスタンド花」をえらぶといった感じ。「壮大なスケールで~」であれば、大輪の花をメインにしたスタンド花が良いかな、とか、「~歴史絵巻」であれば、和風な配色のお花にしてみようとか。「嫉妬」「悲しみ」がテーマのようなら、普通ではえらばないシックで暗めの配色のスタンド花なんていうのも、センスがひかりますね。内容が「コメディ」や「ファンタジー」なら、変わった配色で少しアンバランスな色合いのスタンド花をお花屋さんにリクエストしてみましょう。楽しんでつくってくれるはず。

まとめ

調和した美しいスタンド花をつくることができるお花屋さんは、じつは、どんなリクエストにも上手に応えてくれるスキルをもっています。セミオーダーのできるお花屋さんに協力してもらいながら、公演を盛り上げられるようなセンスのいいスタンド花を贈ってみて下さい。

 

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